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2015年8月10日

DARK SOULS III -Gamescom-

  日本時間8月4日夜に開催されたドイツケルンのGamescom、その中でいち早く開かれたXBoxブリーフィングでダークソウル3の1stトレーラーがお披露目となった。6月のE3のデビュートレーラー公開時はやや冷ややかな反応で気を揉んだが、ドイツでは一転して大きな拍手と歓声が上がった。やはり欧州特にドイツではダークソウルの人気が高いのだろう。過去のシリーズでも国外マッチングにすると時間帯にもよるがドイツ語圏の人が多かったし、ダークソウルのフォロワーであると公言して昨年発売されたLords of the fallenもドイツのデベロッパーだ。その人気に偽りはなく実際にGCでの3の一般向け試遊ブースには数時間に及ぶ長蛇の列ができたそうだ。

  GCが開催されたことでトレーラーだけでなく試遊を直撮りしたプレイ動画も各所から多数上がった。少しずつ姿を露わにしたダークソウル3の世界を見ていこう。また、公開された情報量が多いので今回はトレーラーに的を絞った。内容も考察というよりは所感がメインで、世界観やシステムについては近日投稿予定の次回に載せることにする。




◇The Fire Fades
◇終わりに、音楽について



◇The Fire Fades



  映像はシリーズお馴染みの老婆の語りから始まる。静かに燃えるダークリングが浮かび上がり、今作も呪いがキーワードの一つになることが窺える。

「火は陰り、王たちに玉座なし」

  火の時代が終わりつつあるのだろう。今作は終末感や枯れた美しさを表現するのだという。公開されたパッケージの黄色は正に枯れた世界をイメージさせる。この色は3の空の色でありこれより陽が沈むであろう時刻は黄昏の前。黄色には太陽のイメージもあり、枯れのイメージと重ねているように思う。

  玉座はなくとも王たちはいる。3は王殺しの物語だ。その振舞いが再び火を熾すのかあるいは絶やすことになるのかはまだ判らないが、主人公は王を討つために崩落していく世界の瀬戸際を探索することになる。


倒れた古竜。その体からは灰が溢れ舞っている。


太陽に祈る亡者たち、に見えるが左の亡者の向きからして実は違う何かに祈っているのかもしれない。視線の先には植物と一体となったような者がいる。


焼きごてとランタンを持った敵。牢の中には人の顔を持つ爬虫類のような、または虫にも見える不気味な敵がいる。

  徘徊する敵や牢獄はまるでデモンズの塔のラトリアだ。あの恐怖が帰ってくるのだろうか。手に持つ焼きごてはYを逆さにしたようなマークになっている。Bloodborneではカインハーストの敵から吹き矢を受けると頭の後ろに「穢れ」のカレル文字が浮かび上がり、狩人たちが狩られる側となって敵の攻撃が激化した。焼きごても同様に押せば焼印となる。用途は家畜の個体識別や物品のロゴ、罪人の烙印、拷問など多岐に渡るが人に向けるのであればいずれも碌なものではない。3では鈴の音の代わりにコツン…コツン…という乾いた足音に怯えることになりそうだ。


短剣かあるいは燭台のようなものを持つ僧たち。一人だけ高位と思われる僧は大きな杖を持っている。


篝火と同じ捻じれた剣を死体に刺す主人公。火が燃え広がるが…

  この印象的なシーン、E3前のリークにも同様のものがありそれによるとこれは生贄の儀式と呼ばれマルチプレイをするためのものだという。死体に特殊な剣を刺すことで他の世界に干渉するようだ。

その死体がエリアの随所に転がる死体なのか、こちらが任意で倒した敵なのかはまだ判らない。

刺した剣は「炎の儀式剣」というアイテムだ。この画像では侵入ができるようになった。

死体から黒い靄と血が噴き出す。モーションは2の雄叫びジェスチャーのようだ。

  これらの画像は公式発表前のものなので製品版でもそのシステムが採用されるかはまだ分からない。しかしE3ではこれを模したモニュメントが展示されており、その力の入れ様は採用の傍証となるだろう。

そのモニュメントがこちら。等身大より一回り大きい騎士と剣を突き立てられた死体、背景もよく出来ている。

  さらにはギミックまでも施されており、手前にある剣を押し込むと死体から黒い血が噴き出すという半ば気の触れたような仕掛けまである。画像だと分かりづらいので是非動画で確認してみてほしい。





  引き続きトレーラーを見ていこう。


暗がりの中のさらに闇の部分から突然顔を出す骸骨。王冠らしきものを被っている。


両腕を大きく振りかぶる巨人。シリーズの中でもかつてないほどの大きさだ。

  余談だが2のデザインワークスによれば巨人は当初城壁をも超える背丈になる予定だったという。実際のゲームでは巨人の王とは城壁の上で戦ったが、本来は海岸に立つ巨人を相手に城壁の上からバリスタなども駆使して戦うのを想定していたのではないか。城壁に突き刺さっていた巨大な剣はその名残だろう。それが没となった理由は定かではないが、この映像の巨人はそんなシチュエーションを彷彿とさせるものだ。


冷気を吐き吼える騎士。鎧を纏ってはいるが四つ足で動きまわる姿は獣に近い。

余りに荒々しく暴力的な獣性は姿や本質は違えどマヌスを想起させる。

  大きくずんぐりとした体に似合わず激しく動き回り巨大なメイスを目一杯振り回す。堅牢な鎧も身に着けており攻守に優れた難敵と覚悟したほうがいいかもしれない。


中空から降ってくる細身の鎧を纏った敵。最初のボス「冷たい谷の踊り子」だ。

息も付かせぬ連続攻撃を繰り出す。王冠を被り炎を操ることから彼女も玉座を失った一人なのだろう。

剣で突き刺した主人公を覗きこむような姿勢が、焼かれる様を愉しんでいるように見えて恐ろしい。


  公開されたのはほんの一部だがそれでもボスのモーションが凝っているのがよく分かる。主人公のアクションもスピーディになっているしBloodborneに負けず劣らずの死闘感が味わえそうだ。

  前回のデビュートレーラーに続き今回も炎にスポットを当てているように思う。目覚めた巨人の体に燻る火、剣を突き立てられた死体から噴き上がる炎、冷たい谷の踊り子の燃える剣。ダークソウルの世界観において火は非常に重要なファクターだが、その対となる闇の部分も早く見てみたいものだ。




◇終わりに、音楽について


  前述したとおり今回は1stトレーラーに的を絞って書いた。内容はやや駆け足っぽくなってしまったがプレイ映像についてはシステムと世界観の両面から見たものを近日投稿する予定。

  しかしトレーラーの音楽が本当に素晴らしい。何かの始まりを予感させる重たく不穏なベル、信仰的な女声クワイアとソロ、勇壮な男声クワイア、悲壮なバイオリン、一つ一つの音に意味が感じられる。先日更新されたFreQuencyのブログは北村友香氏が執筆していて、それによるとE3とGCのトレーラー、2のアーロン戦のBGMは氏が担当したそうだ。Bloodborneではエーブリエタース戦の曲も描いていて宇宙神秘的なイメージや秘匿性を表現していたし、アーロンは主への忠義と悲壮感がよく出ていた。刑吏のチャリオットはバイオリンで死刑囚の心情を、ネズミの王の試練はオリエンタルな音を使って人の世界とは違う異質な文明を表しているようだった。もちろんそれぞれの曲自体も良いのだが音に意味を見出す面白さのある曲をよく描いてくれる。桜庭氏やフロムサウンドチームの他の人たちの新曲も聴いてみたいが、現時点で少なくとも北村氏が参加していると分かれば既にBGMの心配はない。

  そういえばBloodborneではボスの体力が減るとBGMの展開が変化した。コンセプトの一つである死闘感を上手く演出するものだったが今作はどうなるだろうか。冷たい谷の踊り子は体力が減ると攻撃が激化すると各メディアがBloodborneを引き合いに強調していた。戦闘展開に伴うBGMの変化は没入感を増すいい演出だったので今回も期待したいところだ。

  余談だが公式のGCトレーラーは三つあり、バンナムEUとMSの動画は何故かモノラル音声になっているので曲も楽しむならフロムの動画のほうがいい。迫力が段違いだ。



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